このブログネタはNHKの朝ドラ「カーネーション」ネタ(なのに、写真は桜だwww)
初放送が2011年、BSプレミアムで2018年に再放送されたもの。
私は2018年の再放送で一気見して、そのときに感じた気味悪さを書いたもの。
かつて、問題解決のためではなく単に私をやり込めたいだけの理由で、あなたのこういうところがいけないというのを、よってたかって責められたことが何回もあったので、同調圧力で責め立てられる主人公の糸子に過剰に反応してしまったのは自分で理解している。
ネタバレも含むだろうし、当該ドラマを見ていない方にはナンノコッチャ???
な話ですが、関係性を追加で説明するのもアレなので(いや面倒なだけw)
ドラマ全体としては見ごたえがあって、母と一緒にそれなりに楽しませてもらいましたが、主人公の幼馴染の勘助が戦争から戻ったあとの話と、この不倫騒動にまつわる欠席裁判についてはちょっとどうなの?とは思う。
ここで、離脱OK
確かに妻子のある男性を好きになったのはよくない
よくないけれど、恋に落ちてしまったものは仕方ない。
主人公の糸子の家で相手の男性は不在のまま、糸子の断罪裁判のはじまり、はじまり。
近所のおじさんや義弟、伯父さんなどずらっと勢ぞろいしてこんこんと詰められる。
勢ぞろいした人たちのほとんどは、北村さんの流布したうわさを真に受けている様子もある。
ただ「妻子のある男性を好きになった」というのは事実として、事実と解釈(個人の感情)がごっちゃになっている。
死んだお父ちゃんの写真を見られるか?!
死んだ夫の写真を見られるか?!
と責めるのだが、死んだ人は何してくれるのさ?
この人たちは糸子に、死んだ父親と死んだ夫に恥ずかしくないように生きろ。
子育てと仕事だけを馬車馬のようにし続けろ。
それが自分たちの知っている糸子であり、そうあるべきだ。ということなのではないかと。
自分たちの糸子像が崩れたから、けしからん!
勝手なイメージを持って、それが崩れたから許せない、自分達が気の済むまで糸子を責めたいだけのように見えた。
それが証拠に、戦争で糸子が夫を亡くしてさみしい思いをしているなら、妻子持ちではなくいい人を探してあげようとか、そういう代替え案を出すわけではない。
もっとも、この段階では人に勧められた縁談に乗る糸子でもないでしょうけれど(勝さんの時は若かったから)
解決したいわけではなく、自分の思う方向に矯正したいだけ。
設定したルートから外れたら、Uターンして謝れ!と騒ぐカーナビと同じ。
従業員の恵さんも「そんな気持ちの悪いもん、持ち込まんでください!」と言っていたが、これも事実と解釈(個人の感情)がごっちゃになっている。
店主の糸子のスキャンダルが店の評判、しいては売り上げを下げかねない。その点を懸念しているのはわかる。
だがそれを糸子に伝える際に、恵さん個人の感情が表立ったいい方になっているように私には感じた。
母親の千代にしてもそう。
不倫自体は今も昔もよくないこと。
しかも昭和28年ころのこと。女性への風当たりは今以上に厳しい時代背景もあったことは想像に難くない。
そして断罪対象は糸子だけなんですよ。相手側の男性、周防さんは責任を問われない。
だって、死んだ夫の勝さんが浮気していても「男の浮気の一つや二つ。許しちゃり」とか言っちゃうような男性陣ですよ。
男性側に罪の追及をすると、余計なことまで掘り返される可能性だってある。だから自分の知りえた情報を基に、解釈(個人の感情)で糸子を責めるのだ。
死んだ夫、勝さんが芸者と浮気をしていたことは、勝さんの弟さんは知っていたのかは疑問だ。
知っていて、それはそれ、これはこれ、なのか、兄がそんなことをするわけがない。糸子はそんな兄を裏切った!と思っているのか。
一通り責めて、糸子が謝罪をしてもまだ自分たちの気持ちがすっきりしない、責め足りない。
そこで、子供たちが不憫だ。と子供を引き合いに出してくるのも卑怯。
これ見た時に、コイツら全員カスだな。と思ったよ。
とりあえずDVDのリンクを貼って終わる。
カーネーションとスカーレットは全部見た建機カメラマン
Satosee!