海軍から空港建設用に発注され、1943年、石川県粟津工場で生産された。
フィリピンに運ばれ、空港建設などで活躍するも終戦となる。
フィリピンでアメリカ軍により海中投棄される(ノД`)・゜・。
このまま海の底で朽ちるのかと思いきや、数年後に引き上げられる。
引き上げられた理由は。船舶の航行に支障をきたすから。
試しにエンジンをかけてみたら、奇跡的にかかった!
エンジンがかかる=まだ使える=オーストラリアにドナドナ
オーストラリアの農場で30年間働く。
1978年8月、たまたま通りかかったコマツのディーラーの目に止まり、奇跡的に里帰りが実現。
1943年に石川県で生産された小松1型均土機は、1979年1月大阪港に着き、再び祖国の土を踏むことに。
大阪に着いたときは、黄色い塗装も剥げ、錆びていたがきれいにお化粧直しを施される。
日本機械学会の機械遺産に認定され、静岡県のコマツテクノセンターで悠々自適な余生(?)を送る。
2018年秋【明治150年記念日本を変えた千の技術博】のために東京は上野に約4ヶ月の出張中。
数奇な運命に胸アツな建機カメラマン
Satosee!
P58からの特集と併せて読んでね。
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