だいぶ前だが手芸店で買い物をしたときのこと。
一通り必要なものは買って、最後にもう一回り。
可愛い生地でもないかな♪
まぁ、余程どストライクの色柄じゃないと買わないけどね♪
そういう時に限ってどストライクの柄と遭遇するものである。
ああ、すごいかわいい(≧▽≦)
カット生地の耳や帯に「商用販売禁止」と書いてあったのね。
要するにこの生地でバッグやポーチその他の製品を作って販売してはダメよ。というヤツね。
自分でバッグにして楽しむ分には問題ないね♪と買って帰った。
イラストレーターさんのイラストをプリントにしている生地。道理で可愛いわけだ。
バッグ作りにチャレンジ・・・・・
生地とプリントの並行があっていない。
露骨にプリントが曲がっている。規則正しく並んでいる柄だから生地の目と合っていないと使いにくい。
すくなくとも私みたいな初心者レベルのハンドクラフターには(笑)
多少の歪みなら、水通しして地直しするけれどここまで露骨に曲がって印刷されているとどうしようもなくて、せっかくバッグを作ろうと張り切っていた気持ちがみるみるうちにしぼんで、生地はお蔵入り。
お友達のハンドメイド作家さんにバッグにしてもらうことにして頼んだ。
絵のもととなっているイラストレーターさんのサイトのFAQでも、
友達に作ってもらうことはアリ。あくまでも個人間の範囲内で。SNSで大々的にやるのは遠慮してね。
とあって、出来ればやめて欲しいグレーゾーンなわけだ。
「この生地で作って」と持ち込まれることと、版権生地縫製絶賛受付中!と大々的にやることは別物だとは思うけれど、その線引きの曖昧さを個別に判断していない(煩雑だからね)から、やんわりと「ご遠慮ください」なわけだ。
作家の権利を守ることは大事だし、生地メーカーの考え方もわかる。
ちなみにこの生地、メーター3500円で、それが高価なのか、妥当なのか、安過ぎなのか判断が分かれるところ。
私個人のお財布感覚としては、高価な部類の生地。
それだけ出しても買いたいくらい可愛い生地だったから、それはいい。
納得いかないのは、製品のクオリティだ。
規則正しく並んだ柄で生地の耳とプリント自体の並行があっていないってどういうこと?
多少は歪みがあるのはわかる。
水通しして歪みを補正することも知っている。
だが今回の生地は、地直しでどうにかなるレベルの歪みではない。
太めのはっきりしたストライプが露骨に曲がっていたらどうよ?使いにくいと思いません?
捺染自体は元のイラストを忠実に再現すべく、それなりのクオリティを維持していると感じます。
でもね、規則正しく並んだ柄で生地の耳とプリント自体の並行を合わせられない(合わせる努力をしていない?)状態で生地メーカーを名乗らないで欲しいと、私は思うのよ。
いや、生地代の殆どがロイヤリティで消えて、生地の作成にかけられるコストは微々たるものだから、そこまでのクオリティを求めるのは酷ってもの。ということなのかもしれないよ。
それはわからないこともないが、お金を払って買ってくれるユーザーにそれを課すのはなんかおかしくない?
「商用販売禁止」と権利を声高に叫ぶ割りには、製品クオリティが追い付いていないのよね。安くない生地なのに。
生地メーカーも大変なのかもしれないけれど、生地の柄に乗っかって商売するときにクオリティが二の次では、柄の版権者に失礼じゃない?それが生地メーカーの実情?
私は見てはいけない闇を見ちゃった?
でもね、金儲けの仕組みなり、手法や製品が雑なのって許せないのよー。
個人的に建機柄の生地を作りたい建機カメラマン
Satosee!