Konica HEXAR 1992年発売のカメラ
ボディの色から初期型のブラックモデルと思わ
れます。
特徴その1
シャッタ音とフィルムの巻き上げ音が物足りな
いくらい静か。ニコンのデジタル一眼であの
シャッター音に慣れていると一瞬「?!??」
大丈夫か?と思うほど。
好みとしてはカシャ→ウィジー・・・・とフィルム
を巻き上げる安いっぽいカメラの音が好きだ。
上品というか育ちのいい子、ってカンジ。
特徴その2
HEXARレンズ 35mm F2.0
丘の上のあの大きなお屋敷のお坊ちゃん。みた
いな、出自のいい名玉と名高いあのレンズ。
懐にそっと忍ばせる懐剣のようなカメラ
実際、この頃のコンパクトカメラの中では
コンパクトな部類には入らなかったであろう
サイズ感ですが、すべてはHEXARレンズゆえ。
お屋敷から出て、ひとり暮らしを始めたら、
一人だから狭いけれどと言いながら3LDK
に住んでいるような坊ちゃんですからね(笑)
このカメラを持つワクワクさとサイズ感が
私の中ではGRに近いのです。
今回は公園や地方の駅を撮りましたが、銀座や
自由が丘をフラリと散歩する時にバッグに忍ば
せたいカメラです。
1992年と言えば平成4年、たった25年前
のはずですが、不思議な空気感をまとっていま
す。フィルムカメラはこういうところも含めて
楽しいのですが。
今はもうカメラメーカーとしては存在していな
いKonicaのカメラということもあり、一抹の
ノスタルジーも感じます。
元オーナーさんも、名玉ということで購入して
旅行用やサブカメラとして使っていたのでは
ないかと思われます。引き取った時には電池を
抜いた状態で丁寧に保管されていました。
大切に使わせてもらいます。
このカメラで銀ブラしたい
Satosee!