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建設機械が好きだ! 撮れます!乗れます!車両系建設機械(整地等)運転資格を持っている建機専門カメラマン池田智

北海道ではメロンは採れません

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今も同じかどうかは解らないし、同年代でも違うかもしれないけれど、

小学校の授業で

教師「1+1は? ●●さん答えて?」

●●さん「2です」

指名された●●さん以外のクラスの全員が声をそろえて

「いいでーす」とか「合ってまーす」

答えた回答が違うなら

「違いまーす」

 

小学生の頃、授業参観に来た母親がこの光景を見て「なんか嫌だわ。気持ち悪い」とぽつりと漏らしました。

当時はその枠組みの真っただ中にいて、そういうものだと思っていたので母親の感想にびっくりしたのですが・・・・・

今思い返すと確かに薄気味悪い。

一種の公開裁判だよね。

「違いまーす」って言われたくなかったら一生懸命勉強しろっていうことなんだろうけれど。

 

前のブログにも書いたことがあるけれど、北海道ではメロンは採れません事件(笑)


北海道の特産物は何かとの質問に(夕張)メロンとドヤ顔で答え(笑)

先生に(ものすごーーーく残念な子を見る目で、かつ諭すように)
「池田さん、北海道でメロンは採れないのよ」(心の声は「ハァ・・・・・」だったろう)

その後しばらくクラスの男子から
「北海道でメロンだってーーーーーバッカじゃないのーーーー」
と散々馬鹿にされていじめられましたわ。

当時は子供だからさ、学習要綱とか教科書の内容から外れたイレギュラーな答えはNGってことが読めなくってね(^_^.)

事実が、実際に食べたから、ではなく

学校で学ぶべきこと以外は言ったり、行動すると痛い目を見るということを身を持って学びました。

「いいでーす」、「違いまーす」の判定を受けたわけです。


誤った回答、珍解答が続く=異端児として横並びの枠組みから外れていくこともあるかもしれない。

小学生の頃からこういう横並びの訓練をさせられていれば、どんどん集団が同調圧力化(?)してくるよね。
いじめも同じだよね。いじめられる側になりたくないから、いじめる側に同調してしまう。
少数派より大多数派に属した方が保身が図り易い。


こういう集団での生き方を、子供の頃から繰り返し訓練させられていれば、大人になって何かの組織やグループで、99人が黒と言っているものを、実際に白に見えても白とはいえなくなりますよ。

 

子供の頃はうまく順応できなくて、傷ついたり孤独感を味わったりしておりましたが、最近は少しだけ気にしない術を覚えたかなって感じです。

閉鎖的な集団では、割と率先して少数派に回ります。

他の人が黒といっても、自分にとって白なら白です。
黒といわないことで仲間はずれにされたり、飲み会でDisられたりするならどうぞご勝手に。

間違ったことなら謝るけれど、みんながこうだから同調しろ、迎合しろといわれてもムリですわー。


会社という組織では、白を黒といわないといけないことなんてごろごろしていますしね。
そういう時は適当な落としどころで妥協というか折衷案で乗り切ります。

たまに、あの時提案を元に動いていれば、もう少し・・・・・ってなことも無きにしも非ずですが、潰した方もそれを受け入れた私も悪いのかもしれないけれど、今さらですしね(~_~)


そうはいっても、心の中では「だーから言ったじゃん」って思ってしまったり、口から出てしまったり・・・・・
まだまだ未熟で腑に落ちていないことに拘っている自分にwwww


「北海道ではメロンは採れません」と信じている人に何を言っても無駄なんですよねー(笑)

 

その時々のベストの選択をした(受け入れた)と思っているので、今のベストの選択を元に動くしかありません。

 

Satosee!