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建設機械が好きだ! 撮れます!乗れます!車両系建設機械(整地等)運転資格を持っている建機専門カメラマン池田智

【高速バス】降りる人はピンポン押さないと通過します。ってどうなんだろう?【停留所】

路線バスならわかる

路線バスであれば降車を希望する停留所に到達する前に、降りる意思表示としてチャイムを押すのは当然だと思う。

チャイムを押さない(押す人がいない)=降りる人がいないから通過するのはそういうものだと思う。

あ、今回は降車時の話をしているので、路線バスに乗る人の話は省略します。


で、今回の高速バス

過日、長野に行った時に高速バスを利用したのだが、車内アナウンスで

「降りる場合はチャイムでお知らせください。お知らせがなければ通過いたします」

という内容のことを言っていたワケです。

 

高速バスはネットや電話、券売機や窓口などで事前に目的地までの運賃を払っている。

つまり事前に情報が把握できる状態ということです。

乗車時も名前や、切符、予約番号や予約情報の画面・プリントアウトを確認してチェックをしている。

降車時にも切符などの回収、画面の確認、口頭申告を行う。

つまり、乗車区間、乗車と降車を管理している。

 

降車予定者がいるバス停では停車してもいいのではないか?

高速バスで

A停留所:1人

B停留所:0人

C停留所:3人

D停留所:1人

終点

となっていた場合に、B停留所を通過は理解できる。降りる人がいないなら停まる必要はない。

ただA停留所には停まってもいいのではないかと思うのだが、この考えはおかしいだろうか?

A停留所の降車予定者1人なので停まる。

「A停留所です、お降りの方はいらっしゃいませんか」

そこで降車予定者が爆睡して気が付かなかった、降車予定地を変えた、などがあるのであれば、そのまま発車をするのはやむを得ないと考えます。

これを車内アナウンスのみで

「間もなくA停留所です、お降りの方はチャイムでお知らせください」

だけで済ませてしまうことに私は納得が行かない。


実は親戚がこの運用で目的の停留所で降りることが出来なかったのである。

乗る時にも

「A停留所に停まりますよね?A停留所で降りるんです」

「停まりますよ」

と確認してから乗った。


A停留所で降りることが出来なかった理由

運転手側の言い分:事前に車内アナウンスを行ったがチャイムがなかったので通過した。

 

客の言い分:乗車時に「A停留所に停まりますよね?A停留所で降りるんです」「停まりますよ」と確認してから乗った=降りることを意思表示した。

車内アナウンスは聞き取れなかったから、チャイムを押すタイミグを逸した。

 

バスはディーゼルエンジンで、高速走行ともなれば走行音がかなりうるさい。

高齢者や聴覚に障害があるなどで車内アナウンスは聞き取れない、聞き取りにくいこともある。


耳が悪いなら事前に言えばいいではないか

この意見も、ある意味でごもっともな話ですが正解ではないと考えています。

確かに

「A停留所に停まりますよね?A停留所で降りるんです」

「私は耳が遠いので車内アナウンスを聞き逃してチャイムを押しそびれるかもしれませんからA停留所で止まってください。お願いします」

まで言えばよいのかもしれない。

だが人によっては自分の障害のことを言いたくないというケースもあるのです。

それで不利益を被る場合があるとしても言いたくないという人もいます。

男性高齢者などはこの傾向が高いように私は感じます。


車内の電光掲示板を確認すればいい

この意見も、ある意味でごもっともな話ですが正解ではないと考えています。

高速バスは座席構成が路線バスのそれとは異なり、観光バスタイプの通路を挟んで2列ずつのシートで、後方の窓側に座った状態では、前方上部の電光掲示板が見えない場合もあります。


私が考える停車の運用

車内アナウンスを行ったが、チャイムは押されなかった。

予約情報ではA停留所は1人降車予定者がいる。

A停留所で停車する。

車内アナウンスで再度確認をする。

ここまでやって降りる人がいなかったら、発車するのはやむを得ない。

 

だが実際は

車内アナウンスを行ったが、チャイムは押されなかった。

停車せずに通過する。

これはちょっと乱暴ではないだろうか。

 

 こういう問題提起をすると、

バス会社も安い料金でカツカツで運行しているのでそこまで要求するのは酷ってモン

とか

運転手も長時間の高速走行を交代運転手もいない状態で、きついシフトで頑張っているからそこまで要求するのは酷ってモン

とか

内情が雑な運営体制で、最低限のことも満足に出来ないバス会社だから仕方ない

という意見が出ることもある。

 

これはあくまでも私の感覚ではありますが、全席にモニターを付けて停車情報を表示すべきであるとか、バス後方の席からも見えるように電光掲示板を設置することを法令で義務化すべきである。とまでは考えていなくて、

 

事前に把握している予約状況から停車予定バス停を運転手に伝える。

A停留所:1人=停車

B停留所:0人=通過

C停留所:3人=停車

D停留所:1人=停車

とした上で

事前アナウンスを行う 

(降車予定者がいる)停留所で停車

車内アナウンスで停留所であることを伝える

 

を行えばいいのではないかというだけのこと。なんですけれど、これは会社的に、運転手的に著しく困難である、コストがべらぼうにかかって運賃に見合わないことなのでしょうか???

 

帰りのバスでは、後方の席に座っていてアナウンスがよく聞き取れなかった。

運転手の活舌が悪くて意識してもボソボソ言っていて何を言っているのかわからなかった。

終点まで行くから関係ないのだけれど、試しに注意して聞いていてもわかりにくかったです。

 

ちなみに降りそびれた親戚をバス停にタクシーで迎えに行った人は、次のバス停までタクシーを飛ばしたそうです。

冠婚葬祭の席に遅刻してました。

 

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