丸善はBOOK EXPRESSになれない?!
横浜の地下街に文具・書籍共に広いスペース
を確保していた丸善も文具を撤退させ、書籍
のスペースを大幅に縮小した。
私の目には魅力の全く感じられない店舗に
なり足を向けることはなくなった。
駅ナカ系のBOOK EXPRESSは狭くても足を向け
てしまうのに、なぜ丸善は狭くなったら魅力
を感じなくなったのか?
私ジャッジメントなんだけれど、
狭い!ただただ狭い
物理的に狭い。レイアウトの関係かひと回り
するのも困難だった。
そのコーナーに品定め中の客や立ち読みの
客がいたらアウトな狭さ。
ストレスを感じる狭さで物色する気持ちが
なくなる。
BOOK EXPRESSも狭いけれど、ストレスを感じ
るような狭さは感じない。
ノウハウ量の差?
BOOK EXPRESSは基本的に狭い店舗面積で営業
することがほとんど=狭い面積で必要なもの
を取りそろえるノウハウがある。
一方、丸善は面積の広い店舗作りが多く、
狭い店舗でのノウハウが薄いのではないか。
ただ狭くすればいいわけではない
狭い=売れ筋の本しか置かない(置けない)
在庫数が少ない。店舗面積の関係からか、
発売日でも売切れということが数回あった。
ド定番の雑誌を買うくらいなら役に立つかと
思えば売切れ。
そりゃ会社帰りの買い物帰りで夜の7時半に
買いに行っても遅いのかもしれないよ。
いいよ西口の有隣堂に行くから・・・・(´Д⊂ヽ
何故、売れ筋だけだと魅力がないのか?
狭いから新刊のみ。
しかも売れセンのもののみ。
なんか楽しくない。トレンドがわかるから
便利なハズなのに・・・・・
新製品のお菓子しか置かない菓子屋ってどうよ?
ってことなのかな。
新しい物ばかりだと逆に不安になるのかも。
店頭には流行りモノ、新製品のお菓子がある
のはいい。ただ、店の奥には定番のお菓子が
置いてあって欲しいわけよ。
麩饅頭とかシベリアとかチョコベビーとか。
じゃぁBOOK EXPRESSにはチョコベビー的な
本があるのか?→あるんだよ、それが!
私が本屋判定の特異点としているのがSFの
大家J・P・ホーガンなんです。BOOK EXPRESS
は少なくても1-2冊はホーガンの著書がある。
これを確認するとなんだか安心する。
本屋の矜持を垣間見た気持ちになれる。
私の特異点も少しアレかもしれないけれどw
奥の棚に何の定番本を置くかで、本屋のセン
スが透けて見える気がする。
そこが薄っぺらいとがっかりする。
そして地下街に必要なのはBOOK EXPRESSの
ような本のコンビニではないのであろう。
広すぎなくてもいいけれどある程度「書店」
としての利用に耐える店舗だったと思う。
少なくとも私はそうだった。
そして丸善は撤退してリブロが入りました。
このリブロについてはまたいずれ。
Satosee!