Satosee!Link 建機・重機専門カメラマン

建設機械が好きだ! 撮れます!乗れます!車両系建設機械(整地等)運転資格を持っている建機専門カメラマン池田智

体験してみて感じた アメリカは60点の国

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60点でほぼOK

 

誤解のないように最初に言っておきますが、

アメリカという国を60点と採点したのでは

なく、ざっくり60点で良しとする国民性に

感じましたよ。ということです。

合理的で60点

 

ホテルのモーニングの食器が紙コップと発泡

スチロールの皿、スプーン・フォークはプラス

チック。

日本のホテルなら陶器かメラミン食器くらいは

出てくるであろう。ここだけを見てアメリカを

雑だ、サービスが悪いというのは早計だ。

単純に食器を出したり、片付けたり、洗ったり

する手間=人件費の問題であろう。

使い捨ての食器を使って、ゴミ箱を置いて、

捨てられたごみをまとめる。このコストの方が

安価で手間がかからないから採用されているに

過ぎない。モーニングの内容も簡素だったが

すぐに慣れた。不満も不都合も感じなかった。


安さと供給量で60点

 

スーパーでイチゴを買った。大き目のパックに

わさっと盛られて2ドル50セントくらい。

大きさは不ぞろいだが色は赤くて美味しそう。

洗って切ってみたら真ん中にすが入っている。

果肉も固く、甘さも薄い。コンデンスミルクを

たっぷりかけていただいたが、日本のイチゴと

は全く違う。しいて言うならイチゴという名の

作物だった。

日本はビニールハウスで手間を掛けて、ていね

いに糖度も上がるように、果肉も柔らかくかつ

歯ごたえのいいように気を使って生産する。

パックに粒を揃えて並べる。それが私の知って

いるイチゴだ。でもここはアメリカ。国土面積

も人口も桁違い。ましてやネバダの砂漠地帯の

中にある都市に居住&来訪する人間に食料を

安定供給するのだ。

イチゴを育てた→収穫した→出荷した。これく

らいのサイクルでないと追いつかないのであろ

う。日本のていねいな生産はそれはそれで正し

いし、アメリカのやり方も正しい。


取りあえず舗装しただけ?で60点

 

ハイウェイならいざ知らず、郊外の道ともなれ

ば舗装こそしてあるものの、上下に波打ってい

る道の状態のまま、舗装した感じだ。

これも、日本ならある程度は平らにならしてか

ら舗装しそうなものである。

やはり、国土の広いアメリカのこと、ていねい

舗装して手間とコストがかかるなら、とりあえ

ず現状の道を舗装さえすれば、60点の出来で

も充分用は足りるということなのだろう。

多少の乗り心地の悪さはあったとしても、未舗

装の道よりははるかにましである。

 

もう少し明るくわかりやすく 60点

 

一般道では割と重要そうな道でも表示が出てい

ない。夜ともなれば街灯もないので夜は道自体

がほとんどわからないケース多し。通り過ぎて

しまい、戻ってようやく見つけることも。

道があるだけ有難いと思ったほうがよさそう。

 

作りかけならふさいでほしかった 15点

 

グランキャニオンの帰りの一般道。1本道を間

違えてしまった。GPSカーナビ端末を見ると

進む道を少し先で右に曲がると、目的の道に突

き当たるらしい。よしこれを使おう。

iPadのグーグルマップでは何もないので

若干嫌な予感もしたが、右折した。

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未舗装の道に?!!?これから道路工事をする

ような道具が道端に散乱。GPSカーナビ端末

のマップは道の名前も掲載されていたのに。

たぶん、道路予定地の情報も載っていたという

ことらしい。3年後、5年後には道も出来て、

家や店も出来ているのだろう。

一応標識らしきものもある。

グーグルマップさん、あなたは正しかった(泣)

だが目先の問題はこの未舗装の道だ。シャレに

ならない陥没箇所もあり、ヒヤヒヤしながら走

行した。道(予定)の奥には本来走りたかった道

が見える。あと少し頑張れば抜けられる。

まぁ、なんとか目的の道に出ることが出来まし

たし、そこそこスリリングな気持ちを味わえま

したので15点(笑)

 


街や店を見ていても、日本流にいえば雑、

おおざっぱに感じることは少なくなかった。

だがしかし、60点くらいでもないよりは

マシ、出来てないよりはいい。

必ずしも100点、120点でなくても

大丈夫なことは多い。


細部に神は宿る、という120点、200点

を目指すことも間違ってはいない。

同時に、120点、200点を目指さなくて

も60点でも十分なことが多いのも事実。


日本で、100点、120点に慣れてしまっ

たからなのか、ちょっとびっくりしたけれど

も、あぁ、これで充分じゃんね。でした。

 

楽しんでしまうカメラマン

Satosee!