学校に持って行ったら机の中から消えていた
そんなつもりはなかったのだが、見せびらかしているように受け取られてしまったのかもしれない。
反感を買って持ち去られて廃棄されたのか、欲しいと思った人が持って行ったのかは判らないけれど、気が付いたら机の中から消えていた。
小学校中学年くらいの頃だったか、父親が花や昆虫をマクロレンズで撮った写真集を買ってきてくれた。
普段わかりにくいミクロの世界を見ることが出来るので面白いと思って、子供の知的好奇心にピッタリだと考えたのであろう。
深い意味もなく、学校に持って行って皆にも見せてあげるといい、と言われから学校に持って行った。
先生にも、こういう本を買って貰ったので皆で見たらどうだろうかと見せた。
へー、ふーんと見てくれて、面白いと思ってくれたらそれでよかった。
でも、結果として本が消えてしまった。
見せびらかすつもりはなかったのだが、”見せびらかしている”と感じて快く思わない人がいたのだろう。
どちらかといえばいじめられっ子だったので、普段ディスって馬鹿にしている子が、どういう形にしろ注目の的になるのが面白くないと感じることもあったと思う。
今振り返ると、私のやり方も良くなかったかと思う(詳しくは覚えていないが)
珍しいものを見せびらかすような行為は、そもそも横並びで均質化した教育をする場では不適切だったともいえる。
みんなが同じ緑の鉛筆を持っているのに、ひとりだけ赤い鉛筆も持っているような事か。
勝手に机の中から持ち去ってどうこうすることは、もちろんよくないことだけれど、その行為に至る様な心理状態にさせてしまったのかなー、と。
だったら、それは申し訳ないことをした。
きっとそういうことをした方も、そんな取るに足らないことは忘れていると思う。
私も忘れていました(笑)
大昔だからね(^_^.)
何で思い出したのかというと、岩合さんの猫の写真集から、自分にとっての最初の写真集は何だろうと考えたから。
今はむしろマクロレンズで撮った写真を面白い、子供に見せたいと思った父親の視点に興味があります。
たとえ手元に無くても、父親に買ってもらった本の記憶は残っていること
カメラを買った時に追加でマクロレンズも必要と思ったこと
マイ ファースト写真集は何か?という、自分の写真のルーツを考えることが出来た
要するに、ブログのネタ探しエントリーでしたね。
熱量低くてごめんなさい。
むしろこの件で熱量高い内容の方が怖い。この盗人めぇぇぇ!みたいなの(^_^.)
Satosee!