窓口対応をしているある方は、客が間違った言葉で依頼をしてきたら、正しい言い方、言葉を教えてあげるのだそうだ。
今ここで間違を正してあげれば、その後は間違えなくなる。その人のためになるので、言い直して教えてあげる。のだそうだ。
この話を聞いたとき、お腹の底がもやっとした。
その方の理由も間違ってはいない。お客様のためという純粋な気持ちから出ている行動だとは思う。
成程そうだねーと頷きつつ、これは自分は出来ない手法だと思った。
リカバリーがディスカバリーになろうが、アウトルックがオウトロックになろうが、フレッツがフレッシュになろうが意味が伝わればいい。
こちとらヘルプデスクなんで、トラブルが解決できりゃそれでいい。
正しい情報を案内したことで、相手が居心地悪くなるなら、多少違っていても意味が通じるならそのままではいいではないか。
お客様を、型どおりに無理やり押し込むのではなく、お客様の状況と気持になるべくは添いたいと考えている。
だって、状況や気持を参酌してもバシッと線引きしなくてはいけないこともあるのですもの、せめてそれ以外のところでは柔軟性を持っていたい。
Satosee!